バブル崩壊から30年が過ぎ、立ち直る間もなく、リーマンショック、そして、東日本大震災。度重なるピンチを経験し、かつて、ジャパン・アズ・ナンバーワンと言われた日本は、最大の危機に直面しているようにも見えます。高齢化が進み、国の債務は年々増え続け、 GDPでも中国に抜かれ、長年続いていた世界第2位の経済大国の座を明け渡すことになりました。
かつて日本は、明治維新、第二次世界大戦の敗戦という二度のパラダイムシフトによる「変化」を経験することによって成長してきました。「ピンチはチャンス!」 ― ピンチが変化を生み、その変化がチャンスを生む。ピンチの度に、私たちが、何度も繰り返してきた言葉であります。