お知らせ 洛ゼミ

【応援メッセージ】2025年度入試 洛北・西京附中受検生へ

2025/01/13

本年度の洛ゼミの集団講座(通常講座・直前演習講座・洛北・西京テーマ別特訓)がすべて終了しました。ここから受検までの数日間は、みなさん1人ひとりが自ら考えて計画を立て、そしてそれを実行するのみとなりました。

そんな頑張る受検生たちに、洛ゼミの講師から応援メッセージを送ります。勉強の息抜きの時や受検直前に、ぜひ読んでもらえると嬉しいです。

作文科

製作科

面接科

洛ゼミ代表

ブライトン.グループ代表

受検生の皆さん、お疲れ様です。長かった受検にも、いよいよ終わりの足音が近づいてきました。皆さんにとって、受験勉強はどのようなものでしたか。長時間勉強するのが辛かったという人も居れば、新しいことをたくさん学べて楽しかったという人も居るでしょう。勉強に対する姿勢・感じ方は人それぞれだと思いますが、全員に当てはまることがひとつあります。それは、皆さんが、受検勉強を始める前より、格段に成長しているということです。

ぜひ、5年生の頃の教科書やテキストを見返してみて下さい。すると、初めてその内容に触れたときよりも、ずっと簡単に見えるでしょう。昔は訳の分からなかったことが今は分かる、という感覚を抱くはずです。教科書やテキストの内容が変わったわけではないですよね。変わったのはあなた自身です。人は日々変化しています。

ですが、毎日会う人の変化には気づきにくいですよね。昔の写真と見比べてみて、初めて変化が分かります。学力も同じです。毎日勉強しているとなかなか気づけませんが、昔の自分の実力を示す教材に触れることで、自分の成長を実感できるはずです。そして、成長した自分を、ここまで頑張ってきた自分を、まずは褒めてあげて下さい。自信を持って下さい。

さて、皆さんは入試問題について、どのようなものだと思っていますか。そう、「解く」ものですね。これは否定のしようがない事実です。しかし、入試問題は解くだけのものではないと、僕は思います。僕の考えでは、入試問題は「解く」以前に、「学ぶ」ものです。たとえば、国語についてです。当然ですが、国語ではまず何らかの文章を読みます。

そして、設問に答えます。極論ですが、最悪、文章をあまり読まなくても、正解を出せれば点数は取れます。しかし、これではただ解いているだけで、文章の内容を学ぶことはできません。問題文は、問題である以前に、何らかの内容を伝える文章です。皆さんに新しい知識・考え方を提供する文章なのです。では、学校の先生方は何も考えずに文章を選んでいるのでしょうか。

もちろん、そんなはずはありません。僕自身、国語の問題を作成することがありますが、そのときは候補の本を何冊か読んで、できるだけ「良い内容」が書かれている文章を選ぶようにしています。僕が思う良い内容とは、これからの社会を生きるうえで役に立つであろう知識や考え方を提供している内容のことです。たとえば環境問題の議論に関する考え方とかですね。「良い内容」は出題者によって様々だと思いますが、選ぶ文章には何らかのメッセージが込められているはずです。だから、文章を読むことは、とりもなおさず、新しい知識・考え方を「学ぶ」ことなのです。

そして、その学びはそこだけで完結するものではなく、未来につなげることができるものです。たとえば、動物や植物に関する内容は理科の、環境問題に関する内容は社会の演習問題に取り組む際の背景知識として活かせるでしょう。また、学んだことを作文の具体例に取り入れることだってできます。さらに、それらは受検が終わったあとも、きっと皆さんの役に立つはずです。

つまり、何が言いたいのかというと、受検を楽しんで下さい、ということです。自信を持って、「よし、学んでやるぞ!」くらいの意気込みで受検に挑戦してみて下さい。皆さんが大団円を迎えられるよう、陰ながら応援しています。

誰一人同じ人がいないように、受検生活も十人十色。
みなさんは、それぞれ自分だけの受検生活を今日まで過ごしてきました。

受検をすると決めた日、遊びを断って洛ゼミに通った日、親に怒られて仕方なく机に向かった日、ようやくテストで目標点数に届いた日…。

あなたが今日まで過ごした時間は、すべてあなただけのかけがえのない思い出です。

12月ごろから、授業中にあえて口に出しました。
「通常授業、あと4回らしいよ」「直前演習の検査Ⅰは今回で最後だね」
「今回の宿題分で、NEXTも終わりです」「今日が最後の通常授業ですね」
(個別でも言いましたね、「次回が年内ラストだね」「作文コマは今日が最後です」…)

それは、この時間の経過だけが、
普段はそれぞれの受検生活を送っている全員に共通する唯一のものであり、
一人ひとりに残された時間を大切にしてほしいと思っていたからです。

2025年1月18日(土)
-それぞれの受検生活がフィナーレを迎える日

みなさんが目標にしていた日ですね。
どんな気持ちでこの日を迎えるでしょうか?

受検生活を終わらせるのにこれ以上ない舞台が、すぐ目の前にあります。
その舞台に立ったとき、今まで感じたことないような不安や緊張、焦りがあなたを襲うかもしれません。
問題文の意味が頭に入ってこなかったり、何度も覚えたはずの知識をど忘れしてしまったりするかもしれません。

でも、そのような中でも、どうか一人ひとりが自分の全力を出し切れますように。
今日まで一生懸命走り続けたみなさん全員に、すばらしい未来が訪れますように。
そのようなことを心の底から願っています。

「次が最後の適性検査ですね。」
大丈夫。顔を上げて、いつも通り問題に挑んできてください。

洛ゼミのみなさんへ

「洛北・西京を志望する理由はなんですか」

面接の練習で、何回も聞かれ、答えを考えた質問だと思います。なぜ洛北・西京に行きたいのか。もっと深く考えると、なぜ勉強をしてまで中学受検をするのか。

受検のきっかけはきっと人それぞれだったでしょう。自分の夢のため、保護者からの勧め、友だちからの誘い。一般的には、将来のためであったり、自分の夢のためであったり、そういう内容が「良い」とされているような気がしています。

ですが、あえて言ってしまうと私は、きっかけはなんだっていいと思っています。立派な志望理由を持っている人も、なんとなくで受検すると決めた人も、結局「受検生」になるにはそれに向かって行動する日々の積み重ねしかありません。毎週洛ゼミに来て、宿題をして、プラクティスを受けて、自分の成長に喜んだり、周りとの差に苦しんだり。時には悔しい思いをして、それでもがんばろうと思った日々こそが、受検をする理由であり、合格したい理由、そして合格すべき理由であると思います。

私が見てきたのはきっとほんの一部ではありますが、宿題やテストからみなさんがこの数か月がんばってきたことを知っています。中学受検をするのは、全国の小学生の中でもおよそ2割しかいません。その狭い戦いの中に飛び込んで、今まで勉強してきたことをまずは誇ってください。がんばってきた日々は、受検をしようと決めた選択は、決して間違いにはなりません。その経験は、これからのみなさんの強い味方になってくれます。

それと、最後には周囲の人や環境への感謝もお忘れなく

それでは、全力で楽しんできてください

僕の生徒たちへ

入試というのはたったの1日で終わってしまいます。
それは、入試本番のその1日の「重み」を意味しています。
何十時間、何百時間かけて頑張ってきたことの結果がこの1日で決まってしまうのです。

入試本番は孤独です。
1分1秒、解答用紙に記入していくことで、不確定な自分の将来を、まさにあなた自身の手で、確定させていくのです。
洛ゼミの先生や家族は、そばにはいません。あなた一人で、やらなければいけないのです。

それはとても辛いことです。
入試を通じて、この世の中の厳しさを、残酷さを、身をもって知らされることになります。
自分の思い通りに生きられるほど、この社会や周りの大人たちは甘かったり優しかったりはしないのです。

僕も中学受験をしたときに経験しました。
その苦しさや辛さは痛いほどわかります。

でも、そんな僕が言います。
入試が終わった頃には、きっと、みなさんはこのようなことを実感できています。

あなた自身の感性や、一生懸命に身につけてきた実力は、あなたを決して裏切りはしないということを。
大舞台でこそ発揮される自分自身の大事な強みがあるということを。
残酷で厳しい試練を乗り越えたあなたが、あなただけが、
手に入れることのできたものの大きさを。
あなた自身の、たしかな成長の証を。

受検は短期決戦です。受検にもう一度はありません。それは受検の厳しさを表していますが、同時にその面白さも表しています。

入試会場で試験問題を解くその瞬間、皆さんは今までに感じたことのない緊張と集中を経験します。人によってはその緊張が身体に症状として現れるかもしれません。手足が震えたり、暑くもないのに汗が出たり。

このような極限の状況に置かれた人間は、自身の持つあらゆる能力を動員してその事態に対応しようとします。ちょうどスポーツ選手が試合で練習以上の実力を発揮したり、楽器の名手がステージ上で演奏の世界に没入したりするように。

こうした極限の状況は、受検のような一回限りの舞台でないと経験することはできません。そのような貴重な機会に皆さんはまさに向かおうとしているのです。極限状態に置かれた自分にどのような変化が生じるのか、頭と全身が「アツく」なる感覚をぜひ確かめてきてください。

後先のことを考える必要はありません。まわりの受検生を気にする必要もありません。目の前の問題のことだけ考え、自分が持てる最大の力を発揮してきてください。

洛ゼミの生徒たちへ

受検前

残り1週間を切って焦りや不安が大きくなってきたと思いますが、落ち着いて今まで自分のやってきたことをもう1度振り返ってみてください。以前は敵にしか思えなかったプラクティスや製作演習が今では味方となり、あなたを勇気づけてくれる存在になっています。

残り1週間だからこそ、よく食べて、よく運動して、よく寝る。

新しいことは何もしなくていい。今までのあなたの頑張りを振り返るだけ。それで十分。

受検中

緊張で問題文が頭に入ってこないかもしれませんが、一旦落ち着いて、顔を上げて深呼吸しましょう。緊張で見えていなかった大事な単語や語句、文章が目の前に現れてきます。 あなたが頑張ってきた勉強。我慢してきた遊びや友達との時間。12年間生きてきた証明。それをありのままに解答用紙にぶつければ良いのです。

受検中は誰も助けてくれない。だからこそ自分の味方は自分自身。自分を信じて欲しい。

受検後

今まで頑張ってきたことが1日で終わります。解放、不安、満足、疲労など人それぞれ感じることがあると思いますが。まずは自分を褒めて、自分に誇りを持ちましょう。合格不合格はただ人生において左折するか右折するかの違いだけでどちらかに曲がることになっても自分の道を信じて進めば、結局目的地にはたどり着けるものです。

言葉でも文字でも何でも良い。支えてくれた両親や友達に感謝の言葉を必ず伝えること。

最後に

受検への準備は時間も内容も人それぞれ、全然違うもの。 受検の問題は時間も内容も全く同じもの。 だからこそ、全員が同じ解答用紙になるわけがないのです。受検で1番なんて狙わなくても良い。最下位でも、追加合格でも、入ってしまえば同じ合格者。

油断せず。諦めず。最後まで泥臭く戦うだけ。さぁ笑顔でいってらっしゃい。顔晴れ。

脳の扁桃体(へんとうたい)が不安や恐怖を感じると脳の視床下部(ししょうかぶ)が刺激されます。

そして、視床下部は副腎髄質(ふくじんずいしつ)に信号を送り、アドレナリンとノルアドレナリンの放出を促します。

また、同時に、視床下部からの信号により副腎皮質(ふくじんひしつ)からコルチゾールが放出されます。

このアドレナリン、ノルアドレナリン、コルチゾールが放出されることで体の中では様々なことが起こります。

これが”緊張”です。

アドレナリンやコルチゾールは体内でのエネルギー産生を促し、脳を覚醒させ、集中力を高めてくれます。

つまり、緊張することは、受検をする上で非常に良いことでもあり、君たちの味方なのです。 本番、緊張すると思いますが、緊張を受け入れてしっかりと力に変えてください。

さて、本番まであと数日ですね。 あなたたちのここまでの頑張りは賞賛に値します。 ですが、これから先、数日といってもやれることは山程あります。 しっかりとやるべきことを考えて、時間を大切に使ってください。

もちろん体調管理も最重要項目の一つです。

応援しています。

洛ゼミを卒業するみなさんへ

約10年前。私は洛ゼミの生徒でした。
小学五、六年生の私は、それなりにちゃんと受検勉強をする小学生でした。小学校にも他の習い事にも楽しい思い出はたくさんありますが、私が小学五、六年生と言われて一番の思い出として残っているのは、洛ゼミに通ったことでした。
洛ゼミで勉強するのは楽しかったし、先生や他の生徒とおしゃべりするのも大好きでした。小学校も習い事も楽しかったけれど、なにより毎週土曜日の洛ゼミが待ち遠しくて仕方がなかったものです。
その中でも印象に残っているのは、素敵な先生方に出会えたことです。私にとって洛ゼミの先生方は、かっこよくて面白くて温かくて、すごく尊敬できる存在でした。まさに憧れ。10年経った今でも、その気持ちはよく覚えています。

ここまでは、私の個人的な話。

私はみなさんと同じ一洛ゼミ卒業生として、みなさんが中学受検をすると決めたことも、ここまで受検生として過ごしてきたことも、そしてこうして洛ゼミに出会ったことも、人生の中での正解だと信じています。

洛ゼミ生の一員として誇りをもって挑んできてください。そしてこの先も、たくさんの出会いの中で素敵な人生を歩んでください。

みなさんの幸せを願っています。

受検には必ず結果がついてきます。合格・追加合格・不合格。ほんの数秒の掲示によって,これまでの自分の頑張りが無理やりにも称えられ,無理やりにも否定されます。これは紛れもない事実であり,逃げることはできません。

しかし,その事実との向き合い方は自分自身で決めることができます。合格のために勉強した内容。身につけた計画力。長時間の勉強に耐えうる忍耐力。やりたいこととやるべきことの葛藤から生まれた我慢強さ。受検を通して,人として1つ大きくなったのもまた事実です。総じて合格的に前進しているわけです。

どんな結果であろうとも,その結果と真正面に受け止め,飲み込み,咀嚼し,消化することが「美しい受検」と言えると思います。

みなさんがどのような形で受検を美しく終えるか,楽しみにしています。

洛北・西京高校附属中学校を受検される皆さん
保護者様

洛ゼミ製作科の新田です。
まずは1年間、人によっては2年間、本当にありがとうございました。
ついに、前日の夕方というところまで来ましたね。
緊張と不安で胸がいっぱいなのではないでしょうか。
保護者様もたくさん、本当に多く、今まで支えてこられましたね。
今までの頑張りが一旦、小学生の終了と、中学生の始まりという形で節目を迎える日になりました。
生徒の皆さんも、保護者様も、ハラハラドキドキされていることと存じます。
洛ゼミには、「常表・常線・常図」という言葉があります。先生はこれに、「常笑顔」をつけて、洛ゼミ生を送り出したことがあります。今年もそれに倣って、「常表・常線・常図・常笑顔」で送り出したいと思います。
笑顔を忘れず、どんな問題であれ、常に図や線、表を書いて整理しながら最後まで出せる力を出し切ってきてください。

そして、現在、新田は体調を大きく崩しております。
くれぐれも、怪我や風邪をひかないよう、ご飯をしっかりと食べ、暖かくして早めに寝て、明日は余裕を持って行動できるようにしておきましょう。

家からにはなりますが、全力で応援しています。
みなさんが出せる、精一杯を出し切ってきてください。

1月17日。いよいよですね。
明日、憧れのあの学校の校門を出れば、みなさんの長い挑戦は終わりを迎えます。
   この日が来た。」
下線に入るのは、”もう”ですか。”やっと”ですか。それとも、それ以外でしょうか。
いずれにせよ、皆さんは明日本番を迎え、これまで積み上げてきたものを発揮すると同時に、自分と戦うことの重圧から救われる訳ですが。

少し思い出してほしいことがあります。
君が、あそこに通うためなら、頑張ろうかなと思ったこと。
お父さんやお母さんと言い合って、喧嘩して、それでもなお応援してくれたこと。
プラクティスの結果や友だちを見て、苦しみ、悔やんだこと。
時々、受検しなかったら…と考えたこと。
やりたいと言ったのは自分だし、やるのは自分だけど、どうしても鉛筆を持てなかったこと。
でも、最後までやり抜いたこと。
何より、この毎日の楽しさを知ってしまったこと。

全部全部、君自身が経験し、思い、想い、歩んできたものです。
あなたが明日、立ち向かう何よりもの証拠です。

明日の君へ。
君は現実に背を向けることができない。
なぜなら、今までの努力を、想いを、過去の自分を裏切る訳にはいかないから。
であれば、君ができることは。
過去の自分を受け入れ、信じること。
現実に背を向けるのではなく、「背中を預ける」こと。
この2つだと先生は思います。この先の人生でも、少しは役立つかな。

   この日が来た。」
先生なら、”ついに”を選びます。
「ついに」は、漢字で「終いに(遂に)」と書くから。
明日は、君が主人公となって歩んだこの物語の終章だからです。
それじゃあ、おやすみなさい。そして、ありがとう。それから、いってらっしゃい。
次会えるときは、「おかえり」を用意していますね。
遠足は帰るまでが遠足ですから。

“のび”と”顔マッサージ”を忘れずに!!

受検勉強を振り返り、以下の3つの問いについて考えてみて下さい。何かに書き出してみましょう。(所要時間3分)

・洛ゼミで一番楽しかったことはなんですか。
・洛ゼミで一番頑張ったことはなんですか。
・洛ゼミで一番辛かった,しんどかったことはなんですか。

この3分間でどれか一つだけでもパッと思い浮かんだ人は、受検の中で“origin”を獲得することができた人たちです。
今思い浮かべたこと全ては、残り90年以上あるみなさんの人生で、予想よりもはるかに大きな力となってくれるはずです。
自分なりに工夫した勉強、勉強すべきだと分かっているのに動けない苦しさ、先生たちとのちょっとした会話の瞬間でさえ、これからの先の中学・高校生活で大きな支えになってくれることでしょう。

洛ゼミでの受検勉強で、みなさんが“origin”を獲得してくれることが洛ゼミの夢であり、僕の夢です。
そんな夢を叶えてくれたみなさんには感謝しかありません。本当にありがとう。
そして今後の将来で、みなさんがご自身の素敵な個性を生かしながら活躍して、洛ゼミの夢を発展させてくれることを大いに期待しています。

明日の受検、それからその先の人生のおいて...
魅せろ、君のSHOW TIME!

洛ゼミはいつまでもみなさんを応援しています。

信愛なる君たちへ

幾度(いくど)となく、苦しみや悲しみ、挫折(ざせつ)を乗り越え、紆余曲折(うよきょくせつ)、試行錯誤(しこうさくご)を繰り返しながらも、最後までやりぬき、受検の日を迎えようとしている君たちへ、私は、心の底から、最高水準の敬意を表したい。

本当に難しい勉強だったと思う。たくさん塾に通い、多くの知識や解法、テクニックを覚え、それを答案に出す、インプット・アウトプット型学習では全く通用しないのだから。 今まで見たことも聞いたこともないような問題を小学校での知識をもとに、考え、判断し、表現するという、思考・判断・表現型学習に挑戦しつづけてきたのだ。

しかも、テーマ別特訓、通常講座、直前演習講座、個別指導のいずれの授業でも、塾としてやってきたことは、君たちのアシスト(お手伝い)に過ぎない。最後までやりぬいたのは、君たち自身である。

また、私をはじめ、すべての先生たちは、君たちのことを子供としてではなく、大人として、接してきたことと思う。それも、君たちの真摯(しんし)な態度が敬意をもって接すべき人物として、そうさせてきたのだ。

たくましく、立派に成長した君たちに、私は、洛ゼミからの合格証書を送りたいと思う。表立った効力やメリットはないが、私が心から信頼し、尊敬する洛ゼミの全講師が認める人物ということである。非常に僭越(せんえつ)ではあるが、洛北・西京附属中学の合格証書にも、決して負けるものではないと言わせていただきたい。

そのような君たちのどこの部分を見て合否を決めるかは、洛北・西京附属中学の先生たちに任せる他はない。人事を尽くして天命を待つ。あとは、ご縁の世界である。

君たち一人一人は、かけがえのない尊い存在であり、自分だけにしかない素晴らしい才能が必ずあるのだ。小さな世界で小競り合いをすることなく、オンリーワンの世界で、次代を担うリーダーとして、それぞれが光り輝き、世の中、そして、世界を照らしていってほしい。

Brighten the world !